2005年10月27日

イチョウ・銀杏にはアレルギー物質が含まれています

この季節、街路樹のイチョウの木が色変わりし、その足元に落ちている銀杏(ぎんなん)が目立ってきました。このイチョウは自分自身を外敵から身を守るために工夫がされています。

イチョウは、イチョウ科、高さ30m、中国原産で、日本にも古くから伝わっています。雄花、雌花は、別株で葉は、種子植物では珍しい又状脈(さじょうみゃく)といって筋が二股に分かれ扇を広げたような形になっていて、筋には、根から吸い上げた水、葉で作られた養分を通る維管束(いかんそく)といわれる細い管(くだ)が見られます。

生命力が強く、一億五千年前より生息し一千年以上も生き長らえ、街路樹(夏に日陰を作り、冬に日当たりをよくする)で知られ、生きた化石といわれます。

種子(銀杏)は古くから食料とされていたが葉が食用とした歴史は浅いが中国では、古くから民間療法としてイチョウの葉を用いていたとも言われています。しかし、葉を直接食べると苦味が感じられ、葉と外種子には、アレルギー物質であるギンコール酸(テルペン類:外敵から身を守る為に備えられた物質)が含まれ、うるしなどのようにかぶれなどの接触性皮膚炎を起こすので素手で触ってはいけません。

 種子(銀杏)は、硬い殻(核)の中の仁(じん)を食用としますが、樹から採取した果実(やわらかい果肉)は、強烈な悪臭(テルペン:皮膚のかぶれをおこす物質で植物の防御作用)があり、それを取り除くために一時土の中に埋め、発酵、分解させて取り除かれます。あらかた白の種子が表われてきたところで良く水洗いし、茶碗蒸し、串刺し、つまみとし、炒って殻をはじかせ透き通る、鮮やかなグリーン色に焼けたものを利用します。長期保存すると仁からの水分が蒸発し味が良くない。量的にたくさん取ることは少ないので期待するほどでもないが主成分は、炭水化物、微量のレスチン、エルゴステリン、カロチン、ビタミンC、ギンコライトを含む。民間療法として去痰、鎮咳、下痢止め、しもやけ、血流改善、頻尿によいとし、柑橘類、かりんとともに薬用に用いられてきました。

また、食用とする種の中身にはビタミンB6の類縁体4-O-メチルピリドキシンが含まれているが、これはビタミンB6に拮抗してGABAの生合成を阻害し、けいれんなどを引き起こします。特に5歳以下、10歳以下の場合には要注意です。大人でも毎日取り続けてはいけないし、20個も食べると危険とも言われ、ビタミンB6が不足がちの人にかかるので、ビタミンB6を摂取すれば症状は治まります。

posted by 袋谷 at 00:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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