2006年05月16日

グルーミングルーム

●お父さんの動線
通勤から帰ってきて、服を着替えるために2階の寝室にわざわざ上がって軽装着替える。次にお風呂に入った後、脱衣室でパジャマに着替える。その脱いだ軽装服はまた寝室へ持って上がるか、洗濯するという動線になります。朝、寝室でパジャマからスーツに着替える。そのパジャマはまた脱衣室へ持って降りるという動線になる。

●子供(奥様)の動線
子供は子供部屋にクローゼットがあるので、そこへ服を収納しています。普段着ている服は、脱衣室でパジャマと下着を着替えます。着ていた服は洗濯し、子供部屋のクローゼットに収納する。パジャマから普段着に着替えると、パジャマはまた脱衣室へ持っていくという動線になる。下着も全て脱衣室へ置いていることは無く、ある程度は子供部屋のクローゼットに収納している。これらの持ち運びは奥様がされるケースが多いので、家事の負担になっているのが現状。

●衣替え
夏服と冬服の衣替えはクローゼットではなく、衣装ケースなどに入れ、押入に収納します。これは滅多に取り出しすることが無いため、奥行きが深いので、どこにどの服が入っているか見分けがつきにくい。何年も着ない服が収納されたままになっている場合もあります。

●洗濯物の動線
洗濯した服は物干し場へもって行き、干した後、リビングなどでアイロンをかけ、折りたたんでまた各部屋のクローゼットに収納する。

GLUMING3.jpg

■これらの動線には日々無駄な動線がたくさんあります。
グルーミングルームの発想はこういう家事の動線をスムーズにする画期的な部屋なのです。
洗濯機とウォークインクローゼット、洗面脱衣室、物干し場(バスコート)、アイロン台(家事室)が一緒になった部屋、そこで家族全員がが着替えることができて、洗濯物も洗って、干して、アイロンあてて、収納してという動作がスムーズになります。しかも、寝室にはウォークインクローゼットが必要なくなり、子供部屋にも衣類用のクローゼットやたんすは必要なくなるので、部屋を広々と使えることができます。服の量が多ければこのグルーミングルームを大きくとってあげる必要があります。

■グルーミングルームに必要な設備
洗濯乾燥機、アイロン台のような作業台、ハンガーパイプ、中段、枕棚、換気扇、エアコンなどがあります。室内の内装は吸放湿性のあるしっくい塗りがおすすめです。また作業台でアイロンをあてたり、裁縫をするために採光のための窓はあった方が良いです。通風も考慮して、グルーミングルームの奥には出入り口を設け、扉にはガラリをつけると良いでしょう。洗面脱衣室には絶えず湿気があるので、こことの出入り口は常時閉めておく必要があります。

この部屋を上手に使いこなせば、今までとは違った新しい住まい方ができるのではないでしょうか。
posted by 袋谷 at 18:54| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・間取り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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