2006年02月08日

高気密・高断熱住宅だけでいいのか?

高気密・高断熱住宅は言わば宇宙船のような魔法瓶住宅とでも言えると思います。それが、この現代人にうけるのは事実で、個人の住まいの中でのライフスタイルを確立させたいという欲求が強いからだと思います。

昔は集落で住んでいると自分の庭=集落の庭という感じで共有的な存在でした。また、人のつきあいもあり、共同で取り組むと集落自身の環境も向上したというものです。
最近の超高層マンションに人気があるのは外との世界とは関わりを一切もたずに都心の便利なところで見晴らしのいい上空から眺めれるだけでいられるという個人主義なライフスタイルが高い価値として受け止められている証拠だと思います。
11other.jpg高気密住宅は室内をサランラップのようなもので覆って、室内環境は最新の設備で補おうとしています。最新の住宅設備は日々性能が上がっているのは認めますが、それをポンポンと住宅に付け足ししていくのであれば足し算の住宅に過ぎません。もしや初期投資が大きすぎると引き算の住宅にもなりうる可能性はあります。しかし、環境共生の考え方の理屈を理解したうえで導入すれば掛け算の住宅にもなりうるのです。

環境共生とは仮に隣の敷地に木があるとそれは借景としてだけでなく、日光や通風にも大きく影響されます。また夏の暑い日には南側のバルコニーにすだれで覆い、すだれに水をかけてやると一気に熱気は無くなり、涼しくなります。すばれに水をかけ続けるというのは困難なので、そのすだれに朝顔やきゅうりなどのつる性の植物を植えると、その植物には当然水分が含まれていますので、水をかけたと同じような効果が現れます。冬にはその植物も枯れ、日差しが入ってくるというわけです。

南側の樹木と北側の樹木とでは、それぞれ違った役割があります。南側の樹木は「暑さを入れない」ための樹木で、アスファルトや隣の屋根からの輻射熱を水の膜でシャットアウトする役割を果たします。一方、北側の樹木は「涼しさを取り入れる」ための緑です。樹木が冷気をつくる効果によって北側の樹木と建物の隙間には南側よりも5〜6℃程度気温の低い場所をつくることもできます。
posted by 袋谷 at 17:40| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境・省エネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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